子供の歯の色にお悩みについて「子供の歯が黄ばんでいるような気がする」、「歯を毎日磨いているのに黄ばんでいる」などとよく相談をいただくことがあります。
そこで今回は、“子供の歯の黄ばみはなぜ起こるのか?”その理由と改善方法についてお伝えします。
子供の歯が黄ばんで見える3つの理由
子供の歯が黄ばんで見える理由は、主に次の3つが挙げられます。
象牙質の色が見えている
永久歯は完全に真っ白ではなく黄色っぽく見えます。
それは、歯のエナメル質が薄くのに内側にある象牙質という層は厚いため、その色が強く見えてしまうからです。
歯の表面に付いた着色汚れ
お茶や紅茶などに含まれるステインとよばれる着色成分が歯の表面に付き、黄ばんで見えてしまうことがあります。
また、お口の中が乾燥すると、歯の着色の原因になるために注意は必要。
虫歯による影響
初期の虫歯であれば、歯のエナメル質がすこし溶け出し白く濁ります。
虫歯が進行するにつれ黒くなるのが特徴。
変色している奥歯溝部分は虫歯の可能性が高いため、速やかに早く歯科医院をご利用ください。
ご自宅でできる歯の黄ばみの改善方法
歯の黄ばみが気になる場合には、ご自宅で取り組める基本的な改善方法は「毎食後の歯磨き」。
食事後の歯磨きは早くおこなうほど着色を防ぐことができます。
しかし、子供の力だけでは磨き残しが出てしまいますので、大人が仕上げ磨きをするように心がけましょう。
飲食後、すぐに水で口をゆすぐことや、ガムを噛んで唾液を出すことも、歯の着色を防ぐ効果的な予防につながります。
歯科医院だからこそできる対処法
ご自宅でできる歯磨きなどのセルフケアでは、一度付着した着色を落としきることが困難になります。歯科医院で行う歯のクリーニングならば、専用の機材や薬剤を用いて、着色や汚れをしっかりと取り除けるのです。
歯のクリーニングは、主に以下の方法があります。いろいろな方法がありますので、一度歯科医師にご相談されることをお勧めします。
・スケーリング
・エアフロー・ジェットクリーニング
・PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)
・フッ素塗布
まとめ
子供の歯が黄ばんで見える理由は、「象牙質の色」「歯の表面の着色」が多くの原因。黄ばみの改善には、歯磨きや食生活などの日常のセルフケアの大切さをお伝えしました。
しかし、「虫歯による影響」も考えられるため、黄ばみが気になりだしたら、まずは歯科医にご相談されることをお勧めします。
神戸市中央区の日高歯科では、最適なケアをご提案させていただきますので、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。