虫歯や歯周病などで歯が減ると、やわらかいものしか食べることができないなど、食べられるものの種類が減っていきおいしさを感じにくくなると言われています。年齢を重ねてもおいしい食事を楽しむためには“歯の健康”は欠かせません。
今回は、“「いい歯」をまもる!毎日ごはんの簡単ひと工夫”とお伝えし“歯の健康”について考えていきたいと思います。
「よく噛んで食べる」って、実は意外とむずかしい
大切だと頭でわかっていても、いざ実践するとなると、なかなかむずかしいのが「よく噛む」こと。
食材の選び方や調理方法をひと工夫することが重要です。
例えば、野菜は少し大きく切り、固めにゆでるといった噛む必要のあるメニューを取り入れると、無理なく続けられます。
「歯周病予防」に役立つ3つの食材
歯周病の予防を助けてくれる食材を3つご紹介します。調理方法の工夫もお伝えしますのでぜひお試しください。
煎り大豆
ちょっと小腹がすいたときのおやつにもおすすめ。手作りする場合は、乾燥大豆を洗い、フライパンでから煎り、瓶などに保管しておくと便利。そのまま食べるのはもちろん、ひじきの煮たものに追加することや、お米と一緒にして炊き込むのもおすすめです。
生の大根や加熱したゴボウ・レンコンなどの根菜類
生で大根を食べるなら、ツナ缶とポン酢を混ぜたディップをつけた大根スティックはおすすめです。
ごぼうやれんこんは少し大きめに乱切りにし、煮物にするのが簡単です。
せん切りではなくピーラーでそいで、きんぴらごぼうなどにすると噛みごたえがあります。
下ごしらえが面倒……という人には。
カット済みのものを使うのも一案だと思います。
例えば、既に下ゆでされている根菜セットを買い、煮物に仕上げるといったこともできます。
調理時間の調整をしてなるべく歯ごたえを残すのがポイントだそう。
ナッツ類
アーモンドなどのナッツ類は煎り大豆同様、おやつになるのはもちろんのこと、サラダのトッピングなどにも活躍します。
刻んだものをヨーグルトにトッピングもできますし、ハンバーグや肉団子などのたねに混ぜるのも楽しめます。
歯の健康を考えるなら、ざっくり大きめに刻むことをおすすめします。