最近よく聞く「インプラント」という言葉。しかし、どんなものかは知らない…
今回は、患者さんからいただく「インプラントの質問トップ3」について回答します。
インプラントの手術は、怖いイメージがあります。手術による痛みはありますか?
インプラントは、顎の骨に穴をあけてからチタンのネジを埋める手術と聞くと、不安になられるかもしれません。しかし、手術に関する痛みに関しては麻酔を使用するため、基本的に痛みをほとんど感じることなく、安心して手術を受けていただけます。
また、「静脈内鎮静法」という麻酔法も併用し、リラックスした状態で受けることができます。
インプラントの治療後は、腫れや痛みの感じ方に個人差があります。
基本的に痛みを感じることはほとんどありませんが、当日は痛み止めを処方しますので、麻酔が覚めた後に痛みがある場合は、服用してください。腫れに関しては、菌の感染による腫れではなく、時間の経過とともに腫れはひいていきます。
インプラントは永久にもちますか?
インプラントのメーカーによって違いはあるものの、平均的に10年前後と言われています。
インプラント治療後は、正しい方法でのブラッシングと定期メンテナンスを受診し、インプラントの寿命を延ばすことが重要です。
特にインプラントでは、細菌感染などによりインプラントを支える土台部分が溶けてしまうインプラント周囲炎にならないためにも、日頃のブラッシングと定期メンテナンスを徹底してください。また、喫煙をされている、歯ぎしりや食いしばりが強い方も、インプラントの寿命を縮める可能性があります。
料金の安いインプラントの手術があるけど、何が違いますか?
インプラントは一部を除いて「自費診療」(保険外治療)であるため、治療費を各医療機関で設定することができます。
インプラントの治療費を左右しているのは、大きく分けると「治療範囲」と「技術力」になります。
治療範囲とは、インプラントの埋め込む位置や本数です。前歯にインプラントを埋め込む場合は審美的な要素も多く金額が高くなりやすいです。本数に関しては顎の骨の状態や歯肉の状況に個人差があるため金額も変動します。
また技術力についてですが、全ての歯医者がインプラントの治療ができるわけではなく、インプラントの手術には歯科医師の技術が求められます。また、インプラントを長持ちさせるための機器などの設備導入や歯科医師の育成にも力を入れているため、歯医者によって費用に差がつくことがあります。
今回はインプラント治療に関して、患者さんからよくご相談いただく質問、「手術の痛み」「インプラントの寿命」「インプラントの手術にかかる費用」の3つについて回答しました。
最適なインプラント治療を提供できるよう、患者さんの話をしっかりヒアリングします。不安やお悩みをに丁寧に対応し、安心してインプラントの手術を受けていただける環境を整えています。満足して頂けるインプラント治療を提供します。