歯を白くする方法

歯を白くする方法を 7 つに分類し、ご紹介。歯磨き粉で歯を白くするなどではなく、歯科医院で歯を白くさせたい方に向けた内容になってます。ホワイトニング、クリーニング、セラミック、歯のマニキュア、ティースカバー、ラミネートベニアなどをご紹介。

歯を白くする方法

「審美歯科」
本日はそんな審美歯科と呼ばれる、歯を白くする7つの方法をご紹介します。
「歯が白くなりたい!」という希望にお答えで出来る歯科治療のアプローチは下のチャートのように、7つあります。

歯を削らずに済む方法から、しっかり削り込み、被せることにより色、形を変える方法まで、いろいろあります。

歯を削らず、白くする審美歯科①『クリーニング』

これは最も簡単に歯が白くなる審美歯科の方法の一つです。実は歯に色が付く原因は「着色」によるものと「変色」によるものの大きく二つの種類に分かれています。「着色」とは、例えば煙草のヤニや茶渋、ワインなど色の濃い物質が歯にくっつくことによって色が付くこと「変色」は加齢などにより歯そのものの色が変化することです。

クリーニングで歯、本来の色を取り戻す

クリーニングはその名の通り、お掃除することで、「着色」の原因となる歯の表面についている汚れを取り除き、本来の歯の色を取り戻します。具体的には、超音波の出る器械を用いて歯の表面についている着色を振動で落としたり(スケーリングと言います)、プロ用の歯磨き粉と機械のブラシを使って歯を一本一本磨き上げます(プロフェッショナルメカニカルトゥースクリーニング:PMTCと言います。)

痛みはなく、エステのよう

「機械を使うので痛いのかな…。」と思われる方も多いかもしれませんが、ほとんど痛みはありません。最近のプロケア用のハミガキは味や香りが洗練されていて、むしろとても気持ちよく感じます。。そして、施術後は着色はとれるのは勿論、歯の表面がつるつる滑らかになります。

歯を徹底的に磨き上げて、歯の本来の白さを引き出す方法がクリーニング

歯を削らず、白くする審美歯科②『ホワイトニング』

歯を白くする、と聞いて皆さん真っ先に浮かぶのがこの言葉「ホワイトニング」でしょう。クリーニングとの違いは、ホワイトニングは歯を漂白するような効果があるという点にあります。

ホワイトニングは、クリーニングでは取れない、歯の内部の「変色」に効果を発揮します。歯の表面で過酸化水素や過酸化尿素などの物質を化学反応させることにより、歯の中の色のついている有機質を漂白され歯が白くなります。また、反応させることにより、歯の表面に細かな凸凹が付くことで、すりガラスのような形状になり、より白く見える効果が出ます。大まかにはこのような原理なのですが、実施するにあたり方法はいくつかあります。

オフィスホワイトニング

その名の通り 「オフィス」すなわち歯科医院で行うホワイトニングです。ホワイトニング剤を(過酸化水素)歯に塗り、光やレーザー、プラズマで活性化させることにより比較的短期間(1~2時間)で数段階白くなります。「忙しいのであまり時間をかけるのはちょっと…。」という、即効性重視の方、手軽に白くなりたい方にお勧めです。

弱点は効果持続期間

ただ、弱点としては、即効性があるのですが、他の方法(ホームホワイトニング)と比べて、若干色戻りが早いところが挙げられます。また、一回に白くなる幅に個人差がありありますので、希望の色があったとしても一度では難しいこともあり、その場合は複数回通院をおススメされる場合があります。(1~2時間)で数段階白くなります。「忙しいのであまり時間をかけるのはちょっと…。」という、即効性重視の方、手軽に白くなりたい方にお勧めです。

オフィスホワイトニングは手っ取り早いが、効果は低め
ホームホワイトニング

これも名前の通り、「ホーム」すなわち自宅でおこなうホワイトニングです。通院時にマウスピースを作り、そのマウスピースに薬液(過酸化尿素など)を入れ、自宅で週に何回か、数十分から数時間装着することによりホワイトニングする方法です。長時間ゆっくり浸透させること、何回か頻度良くおこなう施術になりますので、歯の奥深くの変色にまで作用します。そのため、オフィスホワイトニングと比較して、歯の白さや色持ちは良いとされています。

弱点は手間がかかること

しかし、この施術はなんといっても自分で地道に継続的に行うことが前提とされています。ですので、家で自分でしなければいけないという手間がかかります。ある程度おうちで時間や手間をかけても大丈夫!という人にはお勧めの方法です。

ある程度自分の希望の色になるまで継続しなければならないので、場合によっては薬剤の追加料金が掛かります。個人差はありますが、約2~12週間位で、ある程度希望の色になったらメンテナンス程度に頻度を少なくして行う人が多いようです。

ホームホワイトニングは効果は高いが、手間がかかる

どちらのホワイトニングも、ホワイトニング直後は歯が裸になっている状態なので、逆に歯に着色物質がとても付きやすくなります。ですので、ワインやお茶などの色のついているものは控えるようにしてください。また、ホワイトニングを行える歯は、健康な歯である事が前提です。虫歯などがある場合は治療してから、ホワイトニングを行うことになります。また差し歯やかぶせ物、詰め物は白くなりません。

オフィスとホームを両方共行う場合のことを「デュアルホワイトニング」「アルティメイトホワイトニング」などと呼ぶこともあります。結婚前に急いで早くしたい場合などはブライダルホワイトニングといって、ホームとオフィスを組み合わせたりします。

歯を白く“みせる”審美歯科:マニキュア・ティースカバー

歯のマネキュア

歯に直接白い材料を塗る事により白く見せる方法です。「マニキュア」とはありますが、爪に使用するようなエナメルではなく、体に安全な樹脂で出来ています。
歯科医師としては、落ち残りに汚れがたまって虫歯の原因になるのでは、とすこし心配な面もあります。

歯科用は樹脂(コンポジットレジン)でできており、金属の上から使える

歯科用のものは、歯に詰める白い詰め物(コンポジットレジン)と同じ材料で出来ています。接着剤を使って歯に材料を薄く盛るような方法で行います。ですので、色味は随分カバーできます。金属の上にも使えますので、例えば、「結婚式の時に銀歯が見えないようにしたい」などの希望にお答えする事ができます。

状況によっては出来ないことも

咬み合わせの当たる歯や、歯の質(エナメル形成不全など)によっては出来ない場合もあります。注意する事としては、薄くても上に盛り足す処置ですので、歯の形が若干変わります。歯の形にこだわりのある方は、そのあたりも考慮に入れてから臨むほうがいいかもしれません。

また、この治療を行った歯は3ヶ月に1回ほどの定期検診が必要になってきます。まだまだ取り入れている歯科医院は少なく一部の審美歯科でのみ行われています。費用は一本3000~6000円ほどです。時間は、少ない本数でしたら1時間程度の比較的短い時間で出来る場合が多いです。

ティースカバー

これは、歯の色をしたマウスピースを装着することによって歯の色・形を整える方法です。マウスピースですので、付けたままの飲食は出来ません。また、付けっ放しで使用する種類のものではないので、就寝時に外したり、洗浄したりというお手入れは必要です。いつでもずっと白く美しくなくても、人前に立つ時など、限られた時だけ美しく見せる事ができればいい、という方にはお勧めかと思います。

歯を削り、白く見せる審美歯科

「色を白くして美しく見せたい」という希望の方の中でも、今まで上げた治療で満足のいく結果が得られなかったり、白さだけでなく形も美しくしたい、と思われる方は少なからずいらっしゃると思います。そのような方のためには根本的に色・形を変えてしまう治療、すなわち歯を削って被せ物をすることにより解決する治療があります。

歯の詰め物(インレー)を白くする

「色を白くしたい」という希望の中には、昔詰めた金属の色を自然な歯の色にしたいという方もいらっしゃると思います。そういう方には白い詰め物へのやり変えがお勧めです。今、材料の開発が進歩したため、白い樹脂やセラミックでの詰め物も使用できるようになっています。

アマルガムという合金に注意

また、昔はアマルガムという、水銀が半分ほどふくまれた合金がよく使われていました。この金属は体に溶け出しやすく、金属アレルギーになる危険のある金属ですので、この金属がお口の中に入っているのを見つけたら、危険性等をご説明して、納得して頂いたらやり変える方針の歯科医院もあります。このように、金属のやり変え(メタルフリー)は歯科医院ではよく行っている事ですので、もし気になさっているのでしたらお気軽にご相談してみてください。

小さい詰め物の場合は

小さい詰め物でしたらコンポジットレジン、というその場で充填して仕上げる処置

中程度の詰め物の場合は

中程度の詰め物でしたら型を取って次の来院時に装着する処置(インレー)でやり変え可能です。インレーの場合はプラスチックとセラミックのハイブリッドタイプのもの、セラミックのものといくつか種類があります。

コンポジットレジンは保険適応・非保険適応(自費)がある

コンポジットレジンによるやり変えは材料の違いで保険が使用できるものと自費(全額実費)のものがあります。また、インレーの場合は自費での治療となります。注意しなければならないのは、金属に隠れて、中で虫歯になっていることが実はよくあるんです。これを2次う蝕と言います。この場合は、もともとの金属の部分プラス虫歯の部分を削って取らなければいけませんので、元の歯よりも多くの部分を削らなければいけなくなります。場合によっては虫歯が神経に届いてしまい、神経の治療が必要になる事も。そうなると、初めは詰めるだけの治療で考えていた費用が、被せる方向での治療になるので、思った以上に高額になる場合があります。治療に絶対はありませんので、大丈夫と思っていてもそのようなケースもあるということをご理解ください。

歯の被せ物(クラウン)を白くする

「歯を白くしたい」だけではなく、もっと美しくしたい、歯並びも良くしたい、と思っている方に適しているのがこの治療です。白い被せ物には、メタルボンド、セラミック、オールジルコニアなど色々な種類があります。

ホワイトニングでできない色も出せる

ホワイトニングやクリーニングだとどうしても色味に限界があります。しかし、歯を削って白い被せ物にする場合は、希望に沿った色味まで持っていくことが可能です。また、被せ物でしたら、歯の形や歯ならびに関しても修正することが可能です。「矯正はちょっとできないな‥」という方でもある程度の対応が出来ます。

デメリットとしては、歯の形にこだわる場合は、どうしても深めに歯を削り込まなくてはいけませんので、神経を抜く治療をしてからの被せ物の治療になることもあります。もともと神経の無い歯や、重度の虫歯でしたら神経の治療も必要な処置となるのですが、健康な歯の場合は神経を抜く治療を行う事や、健康な歯自体を削らなくてはいけないのはデメリットです。この被せることによって受けるメリット・デメリットは、患者さんによって、お口の状態によって大きく個人差があると思いますので、被せる事のメリット(美しくなる)デメリット(歯を大きく削る事があるなど)を、よく相談した上で決定されることをお勧めします。

歯の見えている部分に白い被せものを貼る→ラミネートべニア

ラミネートべニアとは、歯の見える表面に薄いセラミックを貼り付けることにより、色・形を美しくする方法です。

実は古くからある方法だった

今ほどホワイトニングが普及していない頃から、神経を抜かずに歯を白く出来る方法として用いられてきました。「歯を削らない」と治療というのが売りではありますが、実際の所、最大2mmほどは削らなくてはいけなかったり、薄いとはいえ口腔内ではセラミックが分厚く感じ、違和感を訴えられる方もいます。また非常に薄いのでかみ合わせの状態や歯ぎしりの癖がある方は割れてしまうことがあります。

新しい材料のラミネートべニアはセラミックの薄さが、従来の10分の1ほどになったため、削らずに済む、もしくは本当に少量の削る量で済みます。また、違和感も以前と比べてほとんどなくなっています。

日髙歯科